【お役立ち情報】出店にかかったお金、いまいくら回収できていますか?

2017.04.04

突然ですが質問です。

「今まで出店をした店舗の投資回収の状況をそれぞれ教えてください」

いかがでしょうか?すぐに、「平成29年3月末時点でA店は○○%、B店は○○%・・・」と答えられた方はいらっしゃるでしょうか。

皆様が一番気にされていること、それは試算表の数字でもなく店別の損益でもなく、「店舗出店にかかった投資を今どれだけ回収できているのか?」ではないでしょうか。

今回のビーワンフード情報局は、「投資と回収」をテーマに林が担当させていただきます。

■冒頭の質問について
簡単に進め方をご説明し、そのあと例題で皆様と一緒に確認していきたいと思います。

【投資額について】
まずは店舗を出店するのにいくらかかったかを集計する必要があります。
主には、物件取得費(保証金や造作譲渡など)
有形固定資産(各種工事代や厨房設備など)
開業経費(開店前家賃や開店前人件費、
消耗品費やユニフォーム代金など)
です。
これらをすべて足した合計が、その店舗にかかった投資額の合計です。

【回収額について】
この総投資額を日々の営業でどれだけ回収ができているかを集計していきます。
ここで1つポイントになるのが、「投資回収はキャッシュ・フローで捉える」ということです。

では例題です。

【投資額】
 保証金  500万円
 工事代 2000万円
 開業経費 500万円

総投資額は3000万円になりますね!

【回収額】
次に回収額の計算です。
繰り返しにはなりますがポイントは、「回収額は損益ではなくキャッシュ・フローで捉える」ということです。
では実際に計算してみましょう。

平成29年3月 損益計算書
 営業利益 100万円
 減価償却費 50万円
 法人税等  30万円
 借入返済額 20万円

3月の営業利益は100万円でした。
先ほどお伝えしたように、回収額はキャッシュ・フローで捉えるので、損益計算書のうち、
費用計上されているが現金が出ていっていない「減価償却費」と、PLに計上されていないけど現金が支出している「借入金の元金返済額」と、後々支払わなければならない「税金」を、それぞれ営業利益に加減することで、キャッシュ・フローを把握することができます。

この場合、
100万円+50万円-30万円-20万円=100万円
がキャッシュ・フロー額となりますね!

つまり、当月は総投資3000万のうち100万円を回収したということです!
投資回収率は、100万/3000万≒3.3%になります。
このペースでいくと、100%÷3.3%≒約2.5年で投資の回収ができるということがわかります!

※参考までに
このキャッシュ・フロー額を累計していくことで、現時点の累計回収額と累計投資回収率を計算することができます。

いかがでしたか?

実際やってみると意外と簡単に計算できることがわかりました!
皆様にはアウトプットの意味も込めて、直近で出店した店舗の投資回収の状況をぜひ確認していただきたいと思います!!

計算方法など、不明点がございましたら、弊社担当者までお気軽にご連絡ください。